古い土壁は剥がしてしまうか、ボードで覆って隠してしまうのが一般的ですが、それでは土のゴミがたくさん出たり、土壁の持つ風合いを完全に取り去ってしまうことになります。今では新たに施工することが中々容易でなくなってしまった土壁の良さを生かすべく、既存の土壁を出来る限り補修して仕上げとすることにしました。
(作業内容)
①土壁の強度を上げる
全体的に土壁の強度が弱くなっているので、土壁の両端部を少し削り、竹小舞を補強して、その上からコテを使って再度新しい土壁を塗り直す。
②傷んだ土壁の補修
既存の土壁が剥がれてしまっている部分や穴が空いている部分をコテを使い新しい土を塗って補修をする。
土壁補修&土壁塗装の次は、板壁の塗装。
部屋の間仕切りとして新しく作られた板壁は、木目を生かして木の質感を感じられるように木の繊維を染める浸透系塗料で塗装します。なお、塗料の色は、もりびと荘カラーとする予定です。
土壁や木といった素材本来の質感を出来るだけ感じながらも、快適に過ごせる空間を作るために大切な工程です。
(作業内容)
⓪床や柱が汚れないようにビニールやテープで養生をする。
①土壁の仕上げ塗装土壁の補修が終わったら、土が落ちてきにくいように上から仕上げ塗料を塗る。
②内装壁の塗装:内装の合板壁をステインでローラーやハケを使って塗装します。
*9月30日(日)のDIYはなしになりました。
2023年6月、はたけもり敷地にあった昭和36年築のアパートの改修に着工、大工さん、左官屋さん、板金屋さんなど専門家の皆さんの技を結集いただくとともに、たくさんのボランティアさんのお力を借りた怒涛のDIYを経て、ようやくシェアハウスmoribito荘及びその外構(エントランス部)の改修も終了しました。
moribito荘の内覧に併せて、COME Lab ではカフェやミニフリマ、そして着工からの経過を記録してくださったk'e動画研究所の金さんの動画を上映、畑横のパーゴラスペースではmucho coffeを、また屋外ではフットバックフリースタイラーのCHARHANさんによるフットバックパフォーマンスもご披露いただけます。
カフェでは畑の枇杷の葉を使ったローストチキンサンドも提供予定です。お気軽にのぞいてください。
2024年6月12日
日干しレンガは水に弱いので、まずは屋根づくりから
ここは、プロにお任せでしっかりとした屋根をつけてもらいました。
屋根の設計は学生さんたち、傾斜もいろいと配慮があってのこと
斜めが可愛いらしい
頑張っている学生さんたちに差し入れもいただき感謝!
2024年6月28〜30日
日干しレンガの次は、火床となる部分には耐火煉瓦を入れます。
初日は、先輩も駆けつけてくれ、雨にも負けず頑張ってくれました。
耐火煉瓦と日干しレンガを積み上げて火床を作成